2泊

で迎える3度目の中間クリティーク。留学10ヵ月目にしてついにドイツ語でのプレゼンをこころみる。


Guten tag.


Nach der letzten Kritik habe ich zwei grosse Aenderungen probiert.
Eine Aenderung ist die Treppe, und die andere sind die Terrassen.


Durch die Treppe versuche ich die Bewegung meiner Typologie, die Form des Volumens, zu reflektieren.
(Die Treppe ist hier und hier...)
Sie koennen sehen, dass die Proportion des Trepperaums von eng zu quadratisch veraendert ist,
wodurch jeder das Verhaeltnis zwischen diesem Gebaeude und der Stadt in diesem gemeinsamen Raum empfinden kann.


Es gibt zwei Haeuser entlang der Grenze der Treppen in jeden zwei Stoecken.
Um den Abschnitt zu betonen, der letztes Mal kritisiert wurde, habe ich den Grundplan offen gestaltet, mit weniger Mauern,
und habe ich die Raeume durch Unterschiede im Niveau geteilt.
Also ist der Plan jedes Hauses sehr einfach.
Es hat ein grosses und hohes Hauptzimmer, und zwei andere Zimmer bringen es in Verbindung.
Die Kueche und das Badezimmer sind nahe der Loggia.
Und ich machte auch die Terrasen fuer jene Haeuser hier.
Ich glaube, dass somit dieses Gebaeude offener und oeffentlicher wirkt.
Es gibt ein Restaurant und einen Cafe im Erdgeschoss.
Diese niedrigen Raeume betonen meinen Hof hier, und man kann die Macht dieser zwei Mauern hier empfinden.


Nun komme ich zu meiner Fassade.
Weil ich die Terrassen gemacht habe, kann ich diese starken horizontalen Elemente bekommen.
So wird die Struktur von meiner Fassade, zwei vertikal Stuecke und ein horizontal Teil, staerker.
Der vertikale Teil hat verschiedene Details von den Fenstern wie Palazzo, und sie geben den Zimmern hier verschiedene Charaktere.
Aber der horizontale Teil setzt die gleichen Fenster fort, und betont die gestapelte Form.
Und es macht diesen Teil dominant und brutaler.


Das ist alles. Vielen Dank.


今回のクリティークは予想外のところをメルクリがつっこんでくるという感じで新たなデザインのとっかかりができる。
窓の割りとファサードの関係に、それらの配列(オーダー)と平面またはその窓が開けられた壁の印象の関係、
コロッサロ(ジャイアントオーダー)の取り扱い、それに関連してパラーディオのフラグメントのうえにテラスをつくることについてなど、
かなり自分がないがしろにデザインしてきた部分に関して問いかけを与えてくれる。


はっきりしたのはやはりメインはファサードであり、常に立面との関係から問いかけをしてくるということ。
例えば立面においてある壁がオーダーを持っていたとしても、それが平面の割りにおいてリズムを失っているとするならば壁の強度がなくなってしまうだとか。
ペントハウスというのはアパートメントを運営する主体にとって最も高く売れる空間に違いない重要な箇所であるが、
そのテラスのてすりがファサードに現れたときにその建築全体の公共性がそれによって失われてしまうんじゃないかだとか。
むしろ逆に立面に動きを与えよ、というメッセージが全員のクリティークを通しても強く、
まさに立面におけるグラビティという問題、その中心はどこなんだということを表現せよと繰り返していて、
そのことにより現代とパラーディオを接続しなければならないんだという勝手な理解を得る。
最後はぼくの細長すぎる風呂を見て爆笑。いちおう日本的要素を残してみました。


その後ysさんが担当の方のオフィスで働いていた関係で見に行きました、 SCHULE LEUTSCHENBACH BY ケレツ。
なかなか完成しそうにないのでもう大放出です。


GFのガラスが入ってこないだ見に行ったときとはかなり違う印象。ガラスがもうブレースより存在感のあるものになってしまっている。

軒下。低さの意味が分かる。

ギザギザガラスの正体。

侵入。中まで続くでこぼこの天井。

こんな柱6本でこの建築は支えられています。

超軽量コンクリートで重さをぎりぎりまで削ってこそのこのかたち。

階段。気合いを感じる。が。手すりがちょいダサ。

このようにギザギザ天井の中に消防や照明といった全ての条件がインテグレートされている。ことがこの建築の大きなテーマ。

ところどころで異なるV。

これが教室。スケスケ。黒板はどこに置くんだみたいなことが会話に出てしまう。

教室に備えられたシンク。この配管もめちゃくちゃスタディしたらしい。

どんどん上へ。ブレースのかたちだけが変わっていく。

5Fでそのブレースがストップ。ここは図書館などといったパブリックなものが入る空間。

内側に入り込むブレース。

そしてその外側には明るいテラス。こうしたオープンスペースがコンペに勝った重要な要因らしい。

あいかわらず天井にはいろいろなものが。音響にカーテンレール。

体育館への階段。図形が印象をつくってる。

そしてハイライトの体育館。暑そうですが同時に気持ちよい。

影。ブレースの細さとそれ以外の部材のでかさが等価になってしまっているのは狙いなのかなんなのか。とにかくそのことが建築を重々しくさせているのは確か。

屋根裏まで見せてもらいました。全ての窓がFIXなのでものすごいマシンが詰め込まれている。これも設備のインテグレートのもうひとつのかたち。