斜に構えた

ベンチューリを見に相模原の山奥まで。
旗竿敷地に建つパビリオン建築が庭に対して強いファサードをつくってる状態にどこかメルクリの住宅を思い出す ポニーガーデン。


ロッジアと屋根裏だけでできていると言っていいような想像以上に小さい内部空間。
が、それが三角形平面とぶった切りマンサードという2つの図形によってどんづまるところのない解放系の空間になっていて、
単なるヴォキャブラリー建築になりさがってないことが実感できたのがよい経験となる。


大きくも小さくもないようなふわふわするような先生のスケールは中と外の環境と一体化したいという素直な衝動のよう。
いやむしろシザの低い軒と比較すれば、中に外をつくりたいと言ったほうが正確でしょうか。


腰壁にひそむライフ。