2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術も

参照。それを教えてくれるイタリア。 CAPPELLA SISTINA は必見。 CORTILE DELLA PIGNA, Donato Bramante+Pirro Ligorio+Michelangero/1513。 BASILICA DI SAN PIETRO IN VATICANO のドーム。やはりバシリカになってしまったのが惜しい。 Tempietto, Donato B…

この旅は

ぼくがなぜあのような卒制をつくったかを自問する旅でもある。 そしてついに目の前に現れる参照の力強いファサードとシステマティックな内面。 が、それを軽々と超えてしまった PANTHEON /126 AD。 荘厳さもはたまた俗っぽさなんて言葉も軽々と飛び越えてし…

ぼくのヒーロー

ナカータの街PERUGIAにて、これまで見てきたトスカーナ・ウンブリアに散らばる小さな街がある大きさを超えたときを見る。 猥雑で人も犬も少しばかりデンジャラス、空間的にはレンガが持っているヒューマニティーは既にはぎ取られ土木的。 空間的にもそれによ…

ピンク色

の街ASSISIまで来てそろそろ旅も折り返し地点。 この街のハイセンスな暮らし方は間違いなくこのピンクという色によってつくられたんだろうってくらいどこもピンク。 城壁も教会も住居もペイブも全てがピンクに包まれる。 そんななかでの BASILICA DI SAN FRA…

都市の血液

は人間である。 スケールは違えど、岩上に建つ、同じような構造を持ったはずの2つの都市が、人のいるいないだけで かたや生き生きとした躍動的な姿を見せ、かたや死んでしまったような風景になってしまっている。 そんなことを1日で目の当たりにして、半ばシ…

広場ってのは

常に盛り上がってる訳じゃないって当たり前のようなことを世界一美しい広場を前に悟り、 またそうじゃないときをいかにデザインするかが大事なんだと卒制を思い返しながら考えてみるイタリア5日目。 イタリアという国はどんなに小さい街でもその街を見下ろす…

思い描く通り

のイタリアが展開するトスカーナ、つづくはSAN GIMIGNANO。 塔というのはまさにプロポーションの問題だということをまざまざと見せつけてくれる世界遺産の美しいスカイライン。 この辺の豊かさを「超高層」というのは持っていない。 無味乾燥の茶色いヴォリ…

電車の中で

スリに遭うという気分の悪い事件から始まるイタリア3日目の朝。 胸ぐらつかみながら日本語で罵声を浴びせて取り返せたのでなんとかなったものの、ぼくにとってのイタリア人の信用はここで完全に失墜する。 が、着いたLUCCAは田舎なせいかどこか優しい城壁の…

ダビデ

の感動で彫刻に目覚めてはじまるFIRENZE。 こんな素人を感動させるとはミケランジェロはやはりただ者ではない。 あとはやはり DUOMO 、のてっぺんへの階段。 建築のかたちを階段によって体験するという心地よさがハウス&アトリエ・ワンを思い出す。 にしても…

極寒

のMODENA、BOLOGNAからイタリア旅行冬の陣がスタート。 アルド・ロッシの CIMITERO DI SAN CATALDO が、その寒さのつくった霧を当たり前のように纏う姿にいきなりやられ、 かたやBOLOGNAではモランディ展がただただ衝撃。時系列に並べられた作品群に人生を通…

チューリッヒ

住宅2撰、あいかわらずの雨のなか。 HOHLSTRASSE APARTMENT /ピーター・メルクリ。 HOUSE WITH ONE WALL / クリスティアン・ケレツ。 かたや具体のかたまり、かたや抽象のかたまり。 この分かれ道というのは、なかなかに難しい。 あいかわらずの熟考を要す…

おふらんす

地方にさくっと小旅行に行く。晴れまくりの1週間をだらだらと逃していしまいあいにくの雨。 雨の旅はどこか憂鬱。 まずはLAUSANNE。我らがSANAA、 ROLEX LEARNING CENTER の現場見学へ。 現場見学と行っても残念ながら日曜で完全に現場も学校も休みの不気味…

1週間ほど

働いてみました。国内外あわせて建築事務所初バイト。 お誘いを受けたのはこちら、Hosoya Schaefer Architects。 ケレツスタジオのラストクリティークにも来たシェーファーと、伊東事務所などにも勤めておられたホソヤさん率いる事務所です。 遊びほうけて尽…

5時起き

改め8時起きくらいのゆっくりとした朝でカミナダのホテルを堪能し、ついにグラウビュンデン旅行の最終目的地へ。 KIRCHE SOGN BENEDETG IN SUMVITG 、ズントー1989年の作。 最寄りの駅を下りて50分、なだらかな坂を登り続けてやっと辿り着くこの教会。 50分…

パキパキのなか

重い荷物を持ち上げ、ついに拠点としていたCHURを離れネクストVRIN。 今現在最もスイスらしい建築家のひとりであるG.A.カミナダの建築が点在する彼の生まれ故郷へ。 昨日のSCHARANS、PASPELSに負けないくらいの小さな小さな村。 この小さな、数えるほどしか…

建築忘れて

今日はスキー イン AROSA。やはりここに来たからにはやらねばならんでしょう。 雪国出身にも関わらず(というか実際はそんなことはうまさと関係ないとは思いますが)全くのビギナーレベルの私めでしたが、 広々としたゲレンデとうますぎるだろうというその他の…

まだ暗がり

のCHURの街からバスに乗り、今日は ATELIER ZUMTHOR から。 の予定がどうも年始のせいかそこまで行かないらしい路線バス。ということでその手前MASANSで降り、WOHNUNGEN FUR BETAGTE に行くことにする。 完全に予定外だったので地図を用意せずも調べたときの…

明けまして

早々建築巡らせて頂きます、あいかわらず。 今回の旅はGRAUBUNDEN。スイス第4の言語ロマンシュ語がひそひそと残る、そんなアルプスど真ん中を目指すこの旅。 ZURICHから電車で2時間、まずはGRAUBUNDENの中心CHURに到着。 でかい荷をホテルに預け、そこから徒…