ダビデ

の感動で彫刻に目覚めてはじまるFIRENZE。
こんな素人を感動させるとはミケランジェロはやはりただ者ではない。


あとはやはり DUOMO 、のてっぺんへの階段。
建築のかたちを階段によって体験するという心地よさがハウス&アトリエ・ワンを思い出す。
にしても斜めの空間に階段を埋め込むというだけで出てくるこの新しさ。


これだけ古典がごろごろしつつも1日でちょうど事足りるナイスなスケール感、さすが花の都そして卒業旅行の都。
ヴィーナスも見れば、美というものに目覚めます。


まずはダビデ待ちで朝のL'OSPEDALE DEGLI INNOCENTI。ここはブルネレスキの街。

続いてBASILICA DI SAN LORENZO。聖俗対比型。

LA CAPPELLA DEI PRINCIPIでまたもミケランジェロの彫刻に釘付けになる。美ってものはやはり存在する。

そのトイレ。トイレといい階段といい、あれだけでかい空間をつくっといてという納め方が逆に爽やか。

混み合うルネサンス建築、CATTEDRALE DI SANTA MARIA DEL FIORE。寺社建築とは濃度が違う。建ち方の問題だ。

そしてDUOMO。ブルネレスキ最高傑作。遠くからでも分かる異常なスケールは怪物。

その階段その1。壁に抱きつきながら登るような。

階段その2。ときおり入る開口との関係がまたよい。

BASILICA DI SANTA MARIA NOVELLAは対して平面的。上のほうがアルベルティ。

ゴシックな内部空間。

PALAZZO PITTI。あまりの高額入場料続出に残念ながら中は断念。

PONTE VECCHIO。こういうセットって楽しくない訳がない。

屋台じゃないんだけど、どこか近いものを感じる家具みたいな宝飾店。

パラッツォのおもしろいところは都市的問題がちゃんと空間に出てくるところだ。

マイヒット、BASILICA DI SANTA CROCE。力強い内陣も印象的だが、特に奥がよい奥が。

まずはブルネレスキによるLA CAPPELLA DEI PAZZIがとても静粛な気分にさせてくれる。その前に広がる縦長の中庭もグート。

そして無窓ロッジア。フェイク窓がとても効いてる。これもたぶんブルネレスキ。

中はどうなってるかというと...なんだこの窓は。

慌てて外へ出て再確認。中と外が拮抗しているみたいだ。建築ってこういうところがいちばんおもしろいとぼくは思う。

そしてハイライトはBASILICA DI SAN MINIATO AL MONTE。正直ふざけた外観だと思ってしまいます。でも同時に美しい。

中は超絶。夜の暗がりでぼうっとだけ浮かぶマーブルとほぼ見えない木の天井によるとても暗いが抜けるような空間。やはりロマネスク、アツい。

こういうのはひとりで見るもんじゃないし見てもあんまし感動しないもの。