思い描く通り
のイタリアが展開するトスカーナ、つづくはSAN GIMIGNANO。
塔というのはまさにプロポーションの問題だということをまざまざと見せつけてくれる世界遺産の美しいスカイライン。
この辺の豊かさを「超高層」というのは持っていない。
無味乾燥の茶色いヴォリュームなんだけど、そのヴォリューム自体が意味を持っている時点で勝負ありという建築のあり方である。
この街が緩やかな地形もまたこのスカイラインをかたちづくる重要な要素であることを忘れないでおこう。
夕方、SIENA着。
PIAZZA DEL CAMPOで地面にそのまま座り込むトスカーナレディが様になりすぎである。
それに切り取られるは最上級のトスカーナ的風景。
下からの見えがとても美しいからではないかという結論に行き着く2人。
昨日のトリッパ(モツ)に引き続き、今日はチンギアーレ(イノシシ)。どこか日本のおばあの味にも近いトスカーナ料理。
意外に都会のSIENAは空が狭い。そういえばFIRENZEもそうだった。