初群馬

にて日帰り建築浴。レーモンド2点 at 高崎。


日曜日の高崎は、駅を出れば東京近郊の郊外都市らしく重々しいフローティングストラクチャーの上に投げ出され、
商売もみんな休んでてのんびりというより街としての覇気の無いのをその中途半端な高見からまざまざと眺めさせられる、そんな街。
そんな街に無関係なくらい伸びやかに建っているレーモンド建築は、ある種のユートピアなのか否か。


群馬音楽センター /1961。階段よりも2階のまぶしいばかりのサロンがホールという建物を堂々と示していて気持ちいい。

旧井上房一郎邸 /1952。この透明感にぞくぞく。

予想よりかなり高い軒高の設定。これがかなり解放感。

パティオ。先の軒の高さからあがる天井によってこれまた予想以上の気積の大きな空間。むちゃ気持ちよす。

中。カニンガム邸より柱も細くさらに構造も複雑で、とても軽やかな印象。ベニヤもまたいい。

立面も抜かりないす。こんだけ長くても苦しくない。