つぎはぎ

だらけにされたジーンズなりなんなり、子供のころあれほど恥ずかしいと思うものはそうなかったが、
今まさに自分で針と糸を持ち出しスニーカーを直してみてはたと気づくこの、モノに対する愛情というもの。


靴はぼくにとってときに感情をも支えてくれる大事なものである。
靴ほど毎日身につけるものはないし、人にもらったものならなおさら。
スイス来て早々もうダメかと思っていたこの靴を縫い終わったときの無意識のたったハッピーな感じ。


こんな気持ちで毎日直してくれた訳か、おばあ。やっと気づけるようになりました。


まだまだよろしくお願いします。まずはギリシャを乗り越えろ。