セマングム

という場所をご存知でしょうか。
韓国全羅北道にある、現在巨大干拓地計画が進行中の地域の名称です。
留学前の研究室での主な仕事として携わっていたのがこの地域に対する都市計画のコンペなのですが、
やっとぽつぽつと結果および成果物らしきものが出てきたということを先輩maさんのブログで知ったので、ぜひともこちらでも取り上げようかと。


世界の7つの大学(東工大、MIT(米)、コロンビア(米)、ベルラーへ(蘭)、ヨンセイ(韓)、LONDON MET(英)、マドリッド(西))が参加し、
莫大な資金をバックに半年もの期間をかけて行われたかなり壮大なコンペ。
残念ながら1次を勝ち上がったのはMIT、コロンビア、ロンドンの3つ。
今でも悔しいですが、いろいろな人と関わりながらつくり上げ、自分のなかで得たものは非常に大きいプロジェクト。
ほぼ建築自体のデザインにまで行き着くことはなかったが、先生と、またhyさんの建築的思考なるものを浴びまくった貴重すぎる日々。
それではひっかかったページをちらほらと。


コロンビア by ジェフリー・イナバ。
C-Lab Columbia Laboratory for Architectural Broadcasting


MIT。
News + Updates | MIT Architecture


ロンドン。
http://www.londonmet.ac.uk/news/latest-news/architecture-research-unit-wins-korean-competition-to-design-new-city.cfm
Jamie Brown - Tech Startup Consultant
Architecture Research Unit: news
Bustler: Architecture Competitions, Events & News


ベルラーへ。案ではないですがコンペの概要が分かるので。
http://www.berlage-institute.nl/events/details/2008_04_17_saemangeum_project


いずれ全案まとめて書籍化されるはずなのでより詳しい話はまたそれが出たときに。
我らが案''FLUX CITY''はつかもと研にお越しいただければいつでも見れるはず。


ちなみにこれはコロンビアのジョージ(ハーフなので日本語ベラベラ)の案。内容は置いといて、いやぁよくできてます。オサレです。

コロンビアではディプロマ課題として出されおそらくいくつかのチームに分けコンペした模様。
コンペ期間中には1度韓国で全大学集まってのワークショップがあったのだが、ジョージの飲み暴れてた姿や、クラブで踊る教授たちの姿が懐かしい。
切れ者とは思えないくらいおっとりしてたジェフリーにお酒をつがせていただいたのもこれまた懐かしく光栄な思い出である。


そんな思い出話よりも批評・反省等すべきですが、いかんせんまだまだ部分的な情報しか出てないものでどうかお許しを。


セマングム防潮堤。右側がほとんど陸地になってしまう。photo by KOZASA Izumi。

あまり関係ないがフロリアン(ロンドン)と同じポーズで記念撮影。かわいいふりしてしたたかなんだこれが。