提出

終了。
だがスイス、やはりゆるい。「明日のクリティークまででいいよ」というのんびりした雰囲気での最終チェック。
てか模型が完成してるのオレだけなのでは。


ETHは8台あるプロッターで全ての学生が図面を出す。なので最終提出前などはこみこみ。
それを見越しての前倒しの計画でかなり模型が雑になってしまったのがモケシャの撮影時に露呈してしまいもう悲しくて仕方がなかったが、
やはりケレツの言う通り全体をつくれたことは大きかったかもしれない。
写真は汚いがこれがあればやりたいことは説明できるはずだ。
その一方ででかい模型をつくったときならではのディテールの甘さも実感、反省。
今回はシェルということで全体的にどう模型を納めるかということにみんな苦労していた模様。
やはりケレツスタジオの模型はでかく、でかくすればするほどそのへんがしっかりしてないと建たないことでみな四苦八苦。
だがこの模型のでかさ、どうもETH全体として持ってるものらしく、どこのスタジオでも最後3日間くらいでどかどかでかい模型が建っていくのはなんとも爽快。
東工大生のみなさん、ぼくらは都市空間を表現する1/100を1/200に変えて、
建築空間を表現する1/50、1/33もしくは1/20をどうも用意しなければならないみたいです。
大きな模型に吸い寄せられるようにのぞく自分や他の学生に気づくたびに、
三大学で2年連続突きつけられた我々の建築観の問題は、単に模型のスケールを表現すべきスケールに合わせられていないという気もしてくる。
そして、建築自体の空間を表現しない、ということは世の建築界には求められていないということであり、
また東工大において学生が早急に気づくべき、先生方とのあいだにある最も大きな溝なんじゃなかろうか。
一級品のスケール感を持っている先生方に対し、ぼくらには建築自体の空間を語る勇気と知恵と方法がどうも足りてない。


ということで明日明後日はSCHLUSSKRITIK。
もう学校中に祭りのごとくプレゼンブースができて楽しみで仕方がありません。
ケレツはもちろん、ジゴンゴヤもコルホフもマテオもシクもカミナダもミラマランタもデプラツェスもカルゾストジョンもみんな集結、同時多発的クリティーク。
隣のカルゾストジョンがかなりおもしろさげで期待大。


もちろんレポートさせていただきます。


結果、こんな感じな逆五重塔のごとし。もう自分では判断つきません。ただ、スイスの雪景色にはつららみたいに見えるせいか奇妙にマッチしています。