ジャンでもジゴンでも

なく、ここで見るべきはピカソであるLUZERN。スイスで最も雨が似合わない街。


そんな思いにさせられた充実の美術館は、
晩年のピカソの限りなく自由な作品をはじめ、クレーにミロにシャガールといった巨匠たちを網羅できる SAMMLUNG ROSENGART LUZERN
それが実はD&Dによるものだと知ったのは帰ってきてからな残念建築学生。


今まで全くもって理解できなかったが、やるやないか。


KIRCHE MEGGEN 、Franz Fueg作。かなり期待して行くも。

生憎の天気のせいかチープな空間がチープなまま浮かび上がってしまったという印象、残念。

よっていかにもな地下礼拝堂のほうが好印象。こういう空間がフラットのランドリールームと同じ木毛セメント板の天井でつくられているのが憎い。

そこからどんどんLUZERN中心部に寄っていき、ジゴンゴヤの VERKEHRSHAUS 。表層的、中はなんでもない。

そしてジャンことJ・ヌーヴェル、 KKL 。でかい庇は爽快も体験できる内部空間が小さすぎてそのギャップが壮絶な居心地の悪さをつくり出す。

これは夏の音楽祭のときみたいに、庇の下で何かが起きててホールも自由に動き回れる日に行くのがよかです。それ以外のときはただのマッスでしかない。

少し遠出しこれまたジゴンの REMODELLING AND EXTENSION OF A HISTORICAL VILLA,KASTANIENBAUM 。プライベートギャラリーで入れずもこれはきっとよい。

では最後にLUZERNらしさを2枚。おなじみカペル橋。

スイスの教会のレベルは残念ながら低いですがたまにかわいさは発揮してくれます。