豪華な朝食

でおなかを満たした今日はKOLN。プリツカー・ズントーを集中的に見る。
BRUDER-KLAUS-FELDKAPELLE & KOLUMBA 。


KIRCHE SOGN BENEDETG IN SUMVITGもしくはSCHUTZBAUTEN FUR AUSGRABUNG MIT ROMISCHEN FUNDENTHERME VALSのように、
この2つの建築でもみられる職人的ズントーとエンジニア的ズントーの2人のズントー。
ズントーの凄さはその建築にとって最適な精度を常に与えられる能力であり、
そして如何なる粗さ・緻密さの精度であってもズントー空間を実現できているところにあると思う。
そうした精度はそのままコンテクストやプログラム、プロセスを反映しているかのように働き、全く持って閉じた建築には感じさせない。脱帽である。


BRUDER-KLAUS-FELDKAPELLEの帰路は雨でびしょ濡れになりながらの過酷な1本道。
それもまたよい思い出になってくれることを祈る。


プロポーションの変化に注目、BRUDER-KLAUS-FELDKAPELLE。まずは板のような。

スッと突然細くなる。

今度はシンメトリーになったり。開けた敷地に対してワンヴォリュームが出すたくさんのレスポンス。

そしておなじみの視点に。この斜め具合はパルテノンかよ。

さらにヨリ。こんなシンプルなヴォリュームにこれだけの見方があるんだから不思議です。

さらにさらにヨリ。押し固められた壁とそこにあけられた穴。

そして中へ。三角の扉は空間のメタファー。

外観からは想像できない世界が広がる。雨のように落ちる光の粒。

あけられた穴の向こう。

びしょびしょやん。

雨も過ぎたところでKOLUMBA。角の塔がむちゃんこかっこいい。

過去と現在の境目。というか混じり目。

THERME VALSを白く塗ったかのよう。美しす。

まず外壁がそのまま中に入り込んだような小さなホワイエを抜ける。ここに面した中庭がこれまたいい。

ここはもう言うことないです。

そして展示室。まずは暗い細長い空間へ。

高い高い階段室を抜ける。手すりが超絶。

すると先の暗い空間がそのまま明るくなって。

そして急に大きな空間へと投げ出される。鈍角の妙、大きさ以上のひろがり。

こんなのも行きました。CHRISTI AUFERSTEHUNG, Gottfried Böhm /1968。

こんな感じの天井。

釘でつくられたステンドグラス。次回はもっと見てみたい。

駅前大聖堂。

夜はケルシュがたまらない。このグラスがどうかほしい。