アルメラ

を通り過ぎ KROLLER MULLER MUSEUM でこの旅をしめる。


リートフェルトのパビリオンがすこぶるよす。
そしてそこにユークリッド空間の究極を見る。
それは何ら退屈なものではなく、我々が建築とコミュニケーションする紛れも無いもののひとつであることが確認できる。
座標を用意することができなければズレもへったくれもなく、つまりは建築でもなんでもない。


荒野をチャリンコで駆け抜けながらひとり思う。


SCHOUWBURG ALMERE, SANAA/2007。ショッピングセンターのような街並でクリティカルヒットが可能な敷地にも関わらずこのヴォリュームの緊張感の無さは泣ける。

これに夢見たことは確か。

そして最終目的地、KROLLER MULLER MUSEUM。MVRDVの歪んだ家型その1。

そしてその2。つくづくいい仕事を得ているのが悔しい。

それではさっそくチャリに乗って。

こんな道を激コギ。途中で迷って泣きそうになる。

ようやく美術館にたどり着く。箱とデッキが唯一許される敷地類型でんがな。

モダンアートのところが特にいい。ノコギリ屋根の魔力。

そしてリートフェルト

座標の存在と原点の不在。そこに現れる重力の不在。

その連続でできあがる全体形。これはモダニズムも始まっちゃうだろう。