本日は

これに尽きる、THE ECONOMIST BUILDING, Alison and Peter Smithson/1965。


まさに伽藍が都市のなかに出現したかのような絶妙な配置とヴォリュームの関係性。
その配置によってできたヴォイドはその関係性のつくるひとつの世界の充満に身を浸す場であると同時に、
そうした世界が都市というもうひとつの世界との相対でできているということを常に感じさせるものである。
それは青木さんのいうこちら側とあちら側の世界が都市的なスケールで起こっているという感じ。
そんな気づきは3つのヴォリュームのもつオーダーの差異と同一のつくる緊張感によってもたらされていて、
それぞれのオーダーを形成するエレメントの微妙なスケールの違いがとても緻密にこのヴォイドの気積に揺らぎを与えている。
そんな世界をもつヴォイドはこの街のなかでとてもモニュメンタルで、
そういうこともこういうヴォイドをつくるひとつの条件みたいになるということを知る。


夜は個性あるロンドンの学生の方々と落ち合い、飲んだりアジャイを見たり。
とにかく楽しそうな人たちでした。


朝AA SCHOOLの前にて発見したオブジェ。AAの本屋でキレイな店員さんにセマングムプロジェクトを自慢する。

THE ECONOMIST BUILDING。このビリビリ感は森の火葬場以来。

塔と堂。まさに伽藍。

堂のほうのスケールはまさに破壊的。これはDUOMOを見たときの衝撃に近い。

夜はこちらに再訪。

LONDONの方々とこちらでは飲んだあとの定番らしいサンドイッチ屋の前で。こういうのはスイスになかったなぁ。