みやしたこうえん

がついにオープン。したのでチャリを飛ばして本日見てきました。
自身はちょっと模型づくりを手伝ったくらいですが、研究室に入った当初に動き始めたくらいの長い長いプロジェクトであり、
研究室にとっても非常に意義のあるプロジェクトでもあることで、とても感慨深いです。
意外に当初からの要素も残っているのにも驚き。
携わった皆様、本当にお疲れ様です。雨の渋谷を裸足で走るいがさんはきっと忘れません。


模型をつくったり、またはたからスタディを眺めているときはどうしても俯瞰的な印象が強くて気づかなかったけど、
短手断面にぎゅっと束ねられた関係性がとにかくおもしろい。
アーバンウォールでできた谷のあいだを、電車が、車が、自転車が、歩行者がそれぞれのスピードで流れていき、
そこにスケートボード、ロッククライミング、フットサルといったスポーツがパタパタと展開していく。
全然かたちは違えど、きっとコールハースのラヴィレットもこんなんなんじゃないかと思うし、かつ凝縮っぷりが断然上な分こっちのがきっとエキサイティング。
そうして流れるものもある一方で、縁に延々と設えられたベンチに座る人や、公園の下のパーキングに並べられる車、また新たな居場所を与えられたホームレスというふうに、
留まるための場所がいろいろなレベルにできているのもだれでも迎え入れる包容力みたいなものを感じる。


この建築はさまざまな問題を抱えながらつくられて、その問題はまだまだ解けていないのかもしれないのだけれど、
でもその問題を偶然な部分も多少あるが新たに秩序立てられたところに魅力があると思う。
そうして明らかに浮かび上がった問題に、またいろんな人が意見を投げかけ、手がかけられていくことで、
常に流動的で生産的で実践的な、他の都市ではみられない類稀なるパブリックスペースに育っていくことを期待したい。


まずはその参加者のひとりになることから始めようと思う。


ででん。新たなアプローチがついております。みやしたこうえん MIYASHITA PARK, atelier bow-wow/2011。

クラブハウス越しにクライミングウォールを見る。クラブハウスは夜のダンサーを誘う鏡面仕上げ。

電車、スケーター、歩行者、ベンチに座る人、ホームレスと、さまざまな演者がウォールに挟まれる、今までにはなかった都市の断面。

サッカーボーラー越しのトレイン。

見物する人越しのスケーター越しのトレイントレイン

スケボーパーク。土木的な宮下公園に超フィット。横でギャルが「ヤバくね」連発。

ライミングウォール。都市を登る。

埋もれる動物たち。

ここは何に使われるんだろう。期待期待。

第二の地平。統合するモリモリの木々。そして眠る人。

おまけ。ジャパニーズコロッセオ大橋ジャンクション

もうむちゃんこでかい。むちゃんこかこいい。

これが住宅街の真ん中に突如出現しちゃうなんて。東京まだまだおもろす。