コルビュジェせんせい

です、今日は。ということで中心部から少し離れたCHARLOTTENBURGのほうへ向かう。


OLYMPIASTADION駅ということで、いきなり OLYMPIA STADION がお出迎え。
というかすでにコルビュジェせんせいのユニテも遠くに見えている。そのくらい建物がほとんど建っていない。
大都市ベルリンでさえ中心から少し離れればこんな風景になってしまうのが東京から来ると不思議に思ってしまう。
それにしてもこの建築のこの2本の塔はなんなんだ。
寄れば寄るほど後ろにかまえるスタジアムとの距離感でどんどん垂直性が増していくように見えるのが絶妙。
建築と切り離されたものならではの効果である(といってももちろん建築の一部なんだが)。
「門」っていうものがこれほどなくてはならない関係である建築もモダニズムはじまって以来そうないのでは。
マテリアルにつかわれているざらざらした石材(?)は意外にかなり新しく見えて、でもこの建築の重厚感を損なってはなくて、よい。
なにはともあれぼくはやはりスタジアム好きである。


そして、コルビュジェせんせいの UNITE D'HABITATION(CORBUSIERHAUS BERLIN) へ。
スタジアムから向かうとちょうど短手のそっけないファサードを見ながらになるのがすこしばかりまぬけ。
が、すぐにあの有名な長手ファサードが見える。多様である。
あれだけ巨大な面が、奥行きをもつことや、ブリーズソレイユ、色、そしてプランニングの変化によっていきいきとしている。
特に一層分の住戸の連続がつくる建築を横断するようなスリットによって階層性が生まれ、うまく立面がスケールダウンされているように思える。
噛ませたようなディテールも1こ1こがユニットであることを物語るよう。
時間もおそく残念ながら中に入ることはできず、マルセイユにて必ずリベンジ。


夜はネットカフェ探しでさまよっていると偶然このまえも来たレストランを発見、則入る。ガーリックスープ最高。
このあたりはギャラリーが多かったのだとも気づき、ふらふら見ながら帰路につく。


テンションあがるー。

これもいろんな言語が刷り込まれてるのが刺激的。


※立面の階層性