会いましょう、飲みましょう

と誘って頂いた芸大のsnさんとまた湖へ。
先輩のknzさんに紹介して頂き、顔も知らないぼくに色々ご助言を下さったナイスな方である。


薦めていただいたタイ料理の屋台でカレーを買い、さっそく乾杯。乾杯の作法も伝授される。
聞きたかったメルクリのスタジオのことから、それ以外のスタジオのこと、ETHの建築教育のこと、
それ以外にも芸大の教育の話まで、ほんとに懇切丁寧に語っていただく。
ひさびさに建築の話ができて素直に楽しい。東工大の人ではないので余計にかもしれない。
論文をやっているときは偉大な先輩nskさんがいたのでたくさんできた(というか聞けた)建築の話も、
修士に入って以来、プロジェクトを抱えた険悪なムードのなかではなかなかうまくできなかったものだ。
思考は衰えていって論が展開できなくなるし、悪循環な暗黒時代。


特に強調されていたのはディテールの話。本当にどのスタジオでもうるさいらしい。
ケレツはディテールを1/10模型で表現させたり、
メルクリもブラインドのディテールを考えることでファサード全体が変わるといったことを言ったりなどなど。
これを聞いてhyにいさんの「部分」の話をしたくなる。そしてする。
全然建築の話ではないが、snさんの「こっちの人はみんな人生持ってる」という言葉にも納得させられる。言い得て妙。
ZURICHに来て以来、いろんな人を見ながら感じていたことをうまく言い当ててる。


snさん以外にもたくさんの人にスタジオを選ぶ間近になって質問をしまくってしまったが、
どの先輩方も本当にたくさんのご助言をくださった。
しっかりとやり遂げることで感謝を表したいものである。


そんなぼくのスタジオはケレツに決定。


影はときに実体より多くを語るなんつて。