昨日のカレー

でぼくの腹はボロボロなイギリス旅行中盤戦。
CHESTERの窓をなんとか選び出して今度はWALSALLという街へ。
お目当てはCaruso St Johnによる NEW ART GALLERY WALSALL /2000。


何よりもヴォリューム感がいい。特にSergison Batesによるパブとの関係がつくる不思議なスケール感がおもろす。
メルクリがASCONAのコンペ案を説明するときに小さなほうのカフェ棟に関しての重要性を言っていたがきっとこういうことなんだろうとふと思う。
ギャラリーのほうから見れば都市的な大きさが急に水の水平性と直結されているようでもあるし、
逆にパブを手前にして見れば、パブの屋根が小さな地形のようにも見えてくる。
うまく言い表せられないがとにかくどこか日本庭園的。
やはりこのくらいのサイズのヴォリュームってのが都市に対してはとても魅力的である。まさにパラッツォ。


腹が痛いのになぜかカレーが続くBIRMINGHAMのインド人街でのバルティ。


NEW ART GALLERY WALSALL。この時点ですでに決定的。

しばしいろんな角度からお楽しみください。

これがパブ側から見た図。カサダムジカの基壇とヴォリュームの関係にも近いと感じるのは私だけでしょうか。

それでは中へ。久々に縦長窓を開けてくれる建築家を見た。

中は素材感満載。ロッシ魂ビリビリ。

シンメトリーをつくってから壊すことで空間が安定したまま動きがつくられている。こういうのを日本人は忘れすぎなのでは。

この階はH&deMへのオマージュか。ここまで上がってきて気づくエレベータのナイスな配置。

そしてサージソンのほうへ。どこに軒を持ってくればいいかが分かってる。

これはとにかくデライトフルを絵に描いたような。これでいいんだよねぇ。

そりゃ彼女たちも陽気に踊る。

BIRMINGHAMの印象はほぼこれのみになってしまう強さ。