2009-01-01から1年間の記事一覧

雲南

の古都、麗江(LI JIANG)。 元気な観光地は元気じゃない観光地を目の当たりにしてきたぼくにとって常に勇気をくれるものだ。 荷台付きの自転車のおっちゃんに案内を頼もう。ただひたすらに緩やかな坂の終点にこの街があることを実感できるはずだ。 元気な観光…

アゲイン

香港。 マカオを見たあとではこの街は整然とした都市構造をもったグローバルな都市に見えて仕方が無い。 が、そこにアジア性を植え付ける圧倒的な開口率。 HSBC, フォスター卿/1985。ガラスの暖簾でつくられた半外部空間でなぜか女子がたまる。 九龍ついに上…

マカオ

至。 郊外的なつくられ方にもかかわらず、 アノニマスな建築というものの枠が振り切れ建築が都市を凌駕することでローカリティーが獲得されたかのような世界。 この夜景を前にすると、確かに郊外はもっと簡単に豊かになるはずだなんて思う。 マカオの抽象。 …

香港

着。海外リサーチ2009第2弾。 まずはフラックス・マネジメントを体感。 エスカレーターが三世代の街並をつなぐ、魅せる。

そしてついに復帰

です。また一年半東京工業大学塚本研究室の森中です。 よろしくお願いします。 よくなったことには違いないじゃないか。建てることというのは実はそれさえも難しいはずである。

そしてそして帰京

しました。見れました。 これは建築である。

そして帰省

する。 つくづく頭があがらない。

帰国

する。このような機会を与えてくれた皆さまに感謝。 そして泊めてくれたつーちゃんに感謝。

まわりまわって

建築はやはりヴォリュームなのではないかと行き着く。 ヴォリュームがタイポロジーとなり、そこにストラクチャアが与えられ、ファサードがそれを都市に表現する。 つまりは都市の中でいかなるヴォリュームを発見し、そしていかにそれを正確に表現するストラ…

グッバイロンドン

ということで残り時間はあとわずか。 お世話になったサワダ家の窓を50個目としてリサーチを締め、またフィッシュ&チップスで旅を締める。入れなかった LISSON GALLERY, Tony Fretton/1986&1992はまた来る理由としようじゃないか。 残念ながらお蔵入りしてし…

本日は

これに尽きる、THE ECONOMIST BUILDING, Alison and Peter Smithson/1965。 まさに伽藍が都市のなかに出現したかのような絶妙な配置とヴォリュームの関係性。 その配置によってできたヴォイドはその関係性のつくるひとつの世界の充満に身を浸す場であると同…

まだまだ行きます

LONDON。今日も朝はまず郊外のSURREYから。GODDARDS, Edwin Lutyens/1900。 Lutyensはこれまた『建築の多様性と対立性』に出てくることでぜひ行こうとなった建築家。 日本ではほとんど知られてないだろうけど、20世紀初頭に数々のカントリーハウスの名作をつ…

とにかく濃ゆい

LONDON建築。建てられないからこその彼らのこうした特徴はときに断片の連続でぼくらを悩ませる。が、そう悩むことに結構魅力を感じてしまうのは彼らの建築がそのなかに大江健三郎のいうところの「文体」を持っているからではなかろうか。 それは、端的に詩に…

ハリー・ポッター

は残念ながら見ていないOXFORDはさらりと過ぎてしまって、再来夜のLONDON。その足で直行した TATE MODERN 、マリン不在のタービンホールがやばい。 ブリッジ下の列柱ごしに、巨大な空間の上のほうから薄ピンクの光が音を立てて降り注いでくるのが見える。ガ…

ウィリアム・モリス

の住んだBIBURYへ。 14世紀につくられたARLINGTON ROWとよばれる家並を参照してそれ以後の世代がさらに街並をつくってきたことでできあがった、 コッツウォルズストーンの蜂蜜色と緑のみによるナチュラルですでにセピア色な風景。 ぼくらが幸運にも入ること…

昨日のカレー

でぼくの腹はボロボロなイギリス旅行中盤戦。 CHESTERの窓をなんとか選び出して今度はWALSALLという街へ。 お目当てはCaruso St Johnによる NEW ART GALLERY WALSALL /2000。 何よりもヴォリューム感がいい。特にSergison Batesによるパブとの関係がつくる不…

ベイリー・スコット

という建築家に出会う湖水地方2日目。これが素晴らしい。 GLASGOW到着からぼくを魅了してやまないアーツ・アンド・クラフツ運動の遺産のひとつである大邸宅、BLACKWELL /1900。徹底された装飾が目指すのは決してごてごてと押し付けられるひとつだけの世界で…

続いての地は

CARLISLEという小さな城下町、そして湖水地方BOUNESS ON WINDERMEREへ。 ユースの部屋が疲労と反比例に広くなっていくのがいい。旅を計画するうえで重要な方程式が潜んでるかのようだ。 引き続きスコッチ飲む。今度はそのままで飲む。 これしか見ずであったC…

最終日

GLASGOWの待ってましたのメインディッシュ。リサーチと観光の両立はできない。 どんな条件下におかれても気合い入りまくりのマッキントッシュの精神にものつくりの真髄を見るGSA。 GLASGOW SCHOOL OF ART /1909。なんといってもまずはこのエントランス。動き…

セミ

デタッチドハウスの街並から始まる2日目は迷いに迷う。 昨日だったら水は出たシャワーからもう何も出なくなっちゃって散々だったせいにしたい。 よくぞEDINBURGHまで行ったぜオレたち。色々と思い出をつくったユースを去る。 セミデタッチドな街並その1。 そ…

海外組

のブログを見てると羨ましくなってきたので久々に過去日記でもアップす。 イギリス縦断の旅にてまずはGLASGOW、C.L.マッキントッシュの街。 あるいはユースのスタッフがダウナー状態で''Cool.''としか言わないファンキーな街。 ほぼマッキントッシュしか見て…

エルクロ

ッキー、ケレツ号。出ました。

来年こそは

行ったるで、夏フェス。 最後に行ったのはもう4年も前かよロッキン。 日焼けには充分にご注意を。ひたちなかの太陽は唇までボロボロになりますで。 Last Love Letter/チャットモンチー。こんなふうにじいちゃんになっても飛びたい。

H&deMの住宅

を見ながら建築の図像的安定性と形式的不安定性つまりは表現とライフについて考える。 HAUS IN LEYMEN /1997から与えられる今日のキーワード。 窓を神格化せよ。 BLAUES HAUS (BLUE HOUSE) /1980。暑苦しいほどに丸窓。 SPERHOLZHAUS (PLYWOOD HOUSE) /1985…

滝山コミューン一九七四

読了。原武史。 団地に住んだこともない、中学受験も経験したことのない、東京に住んでからも西武線なんてほとんど把握していない、 というぼくにとってはファンタジーのような話。しかし実際に起きたというノンフィクション。 コミューンという形なきものの…

夏の始まり

をしめすかのような快晴の日にZURICH建築二撰。 CENTRE LE CORBUSIER, Le Corbusier/1967。表現としてのではなくライフとしての屋上庭園。水面の反射が美しす。 EINFAMILIENHAUS IN ERLENBACH, Peter MARKLI/1997。赤い壁の思いも寄らぬ接近具合。これはロッ…

プリーズ

ゲット・アップ・ルーシー。プリーズ。

アルメラ

を通り過ぎ KROLLER MULLER MUSEUM でこの旅をしめる。 リートフェルトのパビリオンがすこぶるよす。 そしてそこにユークリッド空間の究極を見る。 それは何ら退屈なものではなく、我々が建築とコミュニケーションする紛れも無いもののひとつであることが確…

ビール休んで

早起き成功。今日はDEN HAAG&AMSTERDAM。 オランダは本当にどこへ行っても水辺の連続で、それだけで幸せこの上なくなる。 建物は当たり前のようにそんな水辺を求めてぎゅうぎゅうと寄り添いながら建ち並ぶ。 そこにブリックというマテリアルをブルータルに表…

完璧な

寝坊、起きれば電車の出発時刻。 サイトー宅でひとりで叫ぶことから始まるゴーツー オランダ。 何とか1本遅いのに乗ることができ予定より2時間遅れのROTTERDAM入り。 3時間もないのでオンリー KUNSTHAL, Rem Koolhaas/1992。GUGGENHEIM BILBAOのときバリにダ…