2009-01-01から1年間の記事一覧

さらばフランス

の今日。MARSEILLEの予定だったが諸事情により変更しFIRMINYへと向かう。 最後までとことんコルビュジェ。 EGLISE SAINT-PIERRE DE FIRMINY /2006はまるで篠原一男のようである。物凄くカタチが強い。 屋根と壁の境は曖昧になり、窓も窓らしくあけられたもの…

アール・ヌーヴォー

建築の大御所ギマールの LE CASTEL BERANGER /1890。 先日の花火で知り合ったkjmさんのご厚意で特別見学ツアーにお邪魔させて頂ける。 実際に住んでいるご夫妻が自らの部屋をそのまま見せてくれるというものだったのだが、 「どこもかしこもオンリーワンであ…

やはりピカソ

は最高。あとはインターレイルパスの悪夢に魘される。 キッシュにビールがうまいパリのひとり夜。 昨日に引き続きペレ大先生。EGLISE NOTRE-DAME DU RANCY /1923。 SAINTE CHAPELLEを確実に参照しているであろうステンドグラスに包まれた空間。 繊細なコンク…

夢まで

見ることから始まる、本日のコルビュジェデー。 VILLA SAVOYE /1931、PAVILLON SUISSE /1930、PAVILLON DU BRESIL /1954、L'ATELIER OZENFANT /1923、 L'APPARTMENT-ATELIER DE LE CORBUSIER /1933、VILLA LA ROCHE-JEANNERET /1925の順に足が棒になるくらい…

フランス革命

当日パリ入り、完全に偶然。 サエトーのオサレなアパルトマンにおじゃましたのちさっそく快晴の街へと出る。 今日内部に入れた MUSEE D'ORSAY 、 SAINTE CHAPELLE 、 PALAIS DE TOKYO の中だとPALAIS DE TOKYOが最も印象に残る。 広場で鳴り響く爆竹の音から…

おすすめ

頂いた美術館を見にひとりSCHAFFHAUSENへ。 HALLEN FUR NEUE KUNST /1984。 工場をリノベーションしてアートスペースのするっていうのの先駆けで、Adam CARUSOが本のなかで少し取り上げているってことくらいしか予備知識がなく行ったのだが、 これが想像以上…

男9人

でラーメンを食う。そして夜空の下で飲む。 長引かせると思っていたこんな生活もそろそろ終わりが見えてきただけに、こんな機会にスイスの先輩方にお近づきできて光栄す。 何気ないことなのだが1年前だと話しとらんわなぁということというか視点みたいなのが…

陰翳礼賛

を読み終える。皆々がお薦めするだけある素晴らしい著である。 厠はもちろん、金、夜、孤立主義などの話が印象に残る。その他のどれも心地よすぎるほどの納得の連続だけれども。 あとは何たって引用するときの言い回しがかっこよい。 「確か〜」とか「定かで…

思えばこんなに

ゆっくりとZURICHをプラプラするのもこれが最後だろうか。 これだけ食べたケバブは今日が間違いなく最後だろう。 1年振りに湖に足だけつけてみて、その年月の短さを急に実感してしまう。ぱえーよ。 映画につづき飲むことも叶いました、RIFF RAFF 2。 こちら…

空まで飛んでけ

パラグライダー、MONTE TAMARO。今日しかないと言うくらいの快晴に恵まれる。 もうただただ絶景。 そして、こんなところに建てればそりゃいいだろうってな感じの、まさにスイス建築の教科書通りの建築。 これだけの敷地があってやっと見れる感じになるボッタ…

コルビュジェの原点

を辿る今日はLA CHAUX DE FONDSへ。言わずもがな彼はここで生まれたれっきとしたスイス人である。 MAISON BLANCHE /1912は佇まいはクラシックながらもコルビュジェのその後を支える光への欲求が早くも実践された傑作。 パラーディオと比べてもそのどこまでも…

スイスらしい

スイスを案内する今日はGRAUBUNDEN。まだ自分も行ったことのないZERNEZ&DAVOS。 まず、オルジアティの実作のなかでも変態的な思考が反映されてそうなものとして期待して行った NATIONALPARKZENTRUM IN ZERNEZ。 あのシンプルな平面で想像以上に複雑な空間が…

久しぶりに

ZURICHを歩く。第1回おみやげ探し。 これだけ小さいにも関わらずお店を回ればグッと来るものがなかなか多くて、やはりこの街は捨てたものではないということを確認するよい機会になる。 ANKERSTRASSEでコースター、HARDBLUCKEで黒のチェッカーブーツ、JOSEPH…

グッバイドイツ

そしてスイス入り。ZURICHへと向かいがてらひょいとBASELに寄り道する。 レンゾ・ピアノによる FONDATION BEYELER /1997は期待が大きすぎたのと展示のジャコメッティが楽しすぎたことで建築の印象が飛んでしまっている。 それに対してSCHAULAGERの階段の記憶…

質感を学ぶ

4日目のSTUTTGART。 チッパーフィールドの LITERATURMUSEUM DER MORERNE の石のざらざらした感じは、 あの建築のいかにも神殿な佇まいをつくり出すオーダーを構成する柱にはどうもふさわしくない。 エレガントなタイポロジーを実現するリッチなマテリアルな…

ヘァツリッヒェン

グリュックヴンシュツムゲブルツターク IN NEUSS。 夏の姿を見たくての再訪、 MUSEUM INSEL HOMBROICH, Erwin Herich 。 生い茂った緑で建築との距離感が3月に来たときとは全く違っている。 パビリオンたちは木々のあいだから突如として現れ、その現れ方によ…

豪華な朝食

でおなかを満たした今日はKOLN。プリツカー・ズントーを集中的に見る。 BRUDER-KLAUS-FELDKAPELLE & KOLUMBA 。 KIRCHE SOGN BENEDETG IN SUMVITGもしくはSCHUTZBAUTEN FUR AUSGRABUNG MIT ROMISCHEN FUNDENとTHERME VALSのように、 この2つの建築でもみられ…

4年ぶり

ESSEN。ドイツ西部ツアーがここからスタート。 スイスもあわせて待ちに待った計11日間。 カモン、ベルリンガール。 できているじゃないか。そしてかっこいいじゃないか。 コンペ初期案よりは絶対いい気がする。窓がちゃんと窓である。 どこまでもミニマリズ…

邦画探して

10ヶ月目にしてやっと巡り会ったは予想してたポニョではなく''Tokyo!''。 場所もマイリ&ピーターの RIFFRAFF 2 ということで迷わずゴーゴーする。 あまり期待していなかったのに対してニヤニヤしてしまうくらいの笑いがちょうどよい2時間で、 あとはオチとか…

人生の節目

に人生を編集する。 坂本サイズ、オルジアティレイアウト、90ページの初ポートフォリオが完成す。 スイスでの課題がなかったらやばかったばい。 編集ていうのはすごいす。これもモノにするという作業にはかわりない点で非常にエキサイティング。表紙もやはり…

最後の

クリティークがついに開始。さすがメルクリということで豪華ゲスト陣の時間割から。 27日午前 Hans KOLLHOFF 27日午後 Adam CARUSO / Peter St. JOHN 28日 Peter St. JOHN / Tony FRETTON 両日 Markus PETER ロンドン色強しで、ロンドン旅行以来ロンドンアー…

終わらないのは

プレゼンテーションじゃなくスタディ。 これぞメルクリスタジオ。明朝SCHLUSSKRITIKスタート。 彼らはトレペを放しません。模型も現場の連続です。

建築する自由

みたいなものがあると信じてやまない今日この頃。 提出まであとわずか。 そろそろデザインも止めて模型にプレゼンテーションに、という感じでTISCHKRITIKに望むも、まだまだデザインを止めさせてくれないアシスタント。 図面と模型が違ってもいい、レイアウ…

なんでなんかじゃない

というスタンス。ピーター・ズントー講演会。 ''3 BAUTEN, 5 PROJEKTE.''と題した巨匠による特別講義第3弾の主役である今年度プリツカー賞受賞者は、 どれも印象的すぎるスライドを武器にこの講義でかつてないほど爆笑をとりまくりみんなの心を鷲掴みにしま…

合間を縫って

ZURICHを深める。メルクリ、ケレツ、スカルパ。 ケレツの MEHRFAMILIENHAUS FORSTERSTRASSE が想像以上に重い。 SCHULE LEUTSCHENBACHをいっしょに見に行った友達が「帰ってから吐き気もよおしちゃったよ」なんてその重さを表現していたが、 これまで見たケ…

2泊

で迎える3度目の中間クリティーク。留学10ヵ月目にしてついにドイツ語でのプレゼンをこころみる。 Guten tag. Nach der letzten Kritik habe ich zwei grosse Aenderungen probiert. Eine Aenderung ist die Treppe, und die andere sind die Terrassen. Dur…

ご当地

建築家的建築家像があるというのはとてもスイスらしい。 てのを書いたのはこのブログだったっけ、それとも誰かへのメールだったっけ。 BASELといえばH&deMにD&D、TICINOといえばボッタ、GRAUBUENDENといえばズントーにオルジアティ、も少し細かくVRINといえ…

どんなに素晴らしい街を

訪れたとしても東京不動はかわる気がしない。すごい街やわさ。 いやいやまだまだ知らないことが多すぎる。東京もアニメていうものも。

ブックブック

マーク。BARCELONAであれほど買ったにも関わらずこの世はほしい本ばかり。 留学来ていちばんの収穫は好きな建築家が増えたことって言っても過言ではない。 にしてもTISCHKRITIKのあとの立ち読みほど有意義なものもない。 その後、初めてKUNSTHAUS。ジャコメ…

すき焼き

はやはり日本の肉やないとあかん、でけん。 東工大3人揃ってから初のジャパニーズパーティー。割下があればなんでもできるって名言。 似合わず奉行に徹していたせいでおいしい感じになってきた終盤を撮り忘れる。にしても鍋ってのは簡単だ。 そんなこんなで…